当研究室への配属を希望する学生さん達へ

応用論受講者の学部3年生諸君,
先日は多数の研究室見学ありがとうございました.

 もしかしたら配属希望者数が定員を超えるかもしれません.
その場合はGPA順と教員による面接を行う可能性があると聞いています.
希望してくれた学生の一部が変な駆け引きで不利益を被ってはいけませんので,
もし教員による面接を行うことになった際に,考慮する基準についてここで明示しておきます.

(1) 他人に敬意を払って忍耐強くつきあうことのできる者
(2) 自動二輪車免許を保持している,または今後取得する意志のある者(必ず取れとは言いません)
(3) GPA


 まず,(1) については,当研究室は意外と他者と関わる部分の多い研究室ということを理解しておいてください.
共同研究者も学外に多数おり,学生さんも一緒に対応してもらう機会が多々あります.
情報科学の分野では自動二輪車の研究をしている他の研究室はなく,他分野の研究者との協同は不可欠になります.
知識の背景が異なる他分野の研究者との連携では,思い違いや誤解が発生しやすく,意思疎通を密に行わないとなりません.
本来ならば教員が適切に指導計画を立てて卒論や修論につながる道筋を示せれば良いのですが,教員自体も力不足で手探りで研究を進めております.
それゆえ,他の研究室よりも試行錯誤も失敗も多くなります.
ですから研究室内でも教員と学生との密な連携やディスカッションが必要であり,学生さんの協力が不可欠になります.

 簡単に言うと,当研究室では,教員も含む共同研究者と敬意を持って協力し,学生さん自身がよく考えて研究を進める姿勢を持ってもらわないといけません.
他の研究室でも似たようなポリシを持っているところは多いと思います.
そもそも大学は自学するところでありますから,多くの学生はここについて問題はないでしょう.


 (2) について,当研究室で研究を行うのであれば,自動二輪免許を持っているに越したことはありません.
当事者でないと分からないことは,現時点では,非当事者以上にたくさんあります.
また,自動二輪車免許を取得することは,法律で認められた権利でもあります.

 既に自動二輪免許を持っている人に限ると,せっかく当研究室に強い関心を持ってくれている学生への門戸を狭めることになりますし,最近興味を持ってくれた学生には少し理不尽さを感じさせてしまうことになります.
そこで,在学中に自動二輪車運転免許を取得する意志のある者も対象として同列に扱います.
費用がかかるかもしれませんが,新しい知識や技能を手に入れるために教科書を買ったり資格試験の有料講習を受けることと大きな違いはありません.
自動車教習所に行かずとも,綿密に準備すれば運転免許試験場で格安で免許を取得することもできるでしょう.
※なお,身体的特徴など特別な理由により取得困難な場合については,それが不利益にならない配慮はします.

 当然,研究室では自動二輪車二対する安全運転教育について研究室内で取り組んでいきたいと思います.
道具の正しい使い方を学ぶことは,”学校” というもの最も重要な役割の1つです.

 また,頑として取得する意志がないというのも認められた個人の自由です.それについても否定は全くしません.
当研究室の配属希望者が定員を上回らず,自動二輪車免許の取得意志のない学生が配属されたとしても,その理由で不当な扱いを一切しないことを宣誓しておきます.
既に当研究室に配属されている学生の中には原付にすら乗ったことがない者もいますが,当研究室の頼りになる学生として研究を頑張ってくれています.
(現時点では学生のなかで自動二輪免許保持者は3名(バイク所有者2名),非保持者7名(うち1名取得予定)です.)


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