低空空撮技術活用研究会でKinematic測位セミナー・ハンズオンを行いました

木谷教員,社会人D1 曽根,M2 仲秋と安藤が
8月26日から28日の期間に長野県王滝町で開催された「第8回 夏の低空空撮技術活用研究会」に参加しました。

 

この研究会は,火山・雪山・森林の地盤など環境調査をする方が集まる研究会です。

ドローンやUAVを使い空から山の様子を撮影をするなかで,正確に撮影した画像を地図上にマッピングするために,GNSS測位の技術を身につけたいとのことでお声をかけていただきました。

 

そこで我々はお集まりいただいた30名に対し,Kinematic測位の基礎についてセミナーと,u-blox社製GNSSモジュールをドローンに搭載することでドローンの高精度な測位を行うハンズオンを行いました。

 

講義・演習の内容は次の通りです。

  • 衛星測位の基礎
  • u-centerの使い方
  • GNSSモジュール「ZED-F9P」のファームウェアアップデート
  • OpenLogとZED-F9Pを用いたコンパクトな測位衛星信号ロガー構築
  • ZED-F9Pを用いて独自にKinematic測位の基準局を構築
  • rtkconvを用いたu-bloxプロトコル形式バイナリデータのRINEX形式への変換
  • 国土地理院の電子基準点観測データの活用
  • rtkpostを用いたKinematic測位(後処理)
  • ZigBee規格無線通信モジュール「TWELITE」を用いたZED-F9Pの内部RTK測位演算エンジンによるリアルタイム測位
  • TWELITEとrtknavi(RTK測位演算ライブラリ)を用いたリアルタイム測位

 

測位ユニット製作中の様子

ZigBeeを使った補正情報無線配信実験中

 

 

木谷先生
RTKLIBの使い方やu-bloxモジュールを活用した測位に関するノウハウをまとめる良いきっかけになりました

御嶽山がきれいに見えました。

 

御嶽山

長野県まで全員バイクで行きました。

三日目の帰りは雨に降られましたが,全員無事に帰宅しました。

 


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