今日でLED-Campのスクラム実習は終了しました。今日1日の流れは
- 1スプリント実施
- 競技会
- LED-Camp全体を通しての振り返り
最後の1スプリントで、全チーム、それぞれの設計を満たすような状態までもっていきました。
競技会は次のフィールドが用意され、各チームのTankが全力で走りました。
各チームハード面の改良して走行を補助するチーム、走行自体しない戦略をとるチーム、あえてソフト面だけの改良で勝負に出るチームなど、それぞれのチームで全く異なる機体が出来上がっていました。
競技会の結果
M1安藤の所属するチムザップとB4安井の所属するおばあちゃんが最高2点獲得で3位、B4前田の所属するGalaxyが最高1点獲得で5位となりました。
しかし、納得のいかなかったチームがプログラムを改良し、非公式に得点を競った結果、Galaxyチームが34点と高得点を取り、第2位にランクアップしていました。
非公式大会で強かったチームは、壁沿いに時計回りにひたすらフィールドを走り4点のセンサを通過するチーム、壁沿いに2点間のセンサを往復するチーム走らずにアームを伸び縮みさせて2点のセンサを交互覆うチームでした。
それぞれのチームのポリシー、そしてそのポリシーに従って設計された色とりどりの機体。非常に興味深い競技会となりました。
最終日、SWESTのポスターセッションでLEDキャンプの報告をしました。SWESTは、組み込みシステム開発におけるワークショップです。
SWEST 20
SWEST(Summer Workshop on Embeded System Technologies)では、木谷 教員が平鍋 健児さん(永和システムマネジメント、チェンジビジョン)、まつもとひろゆきさん(Rubyアソシエーション)、高田 広章さん(名古屋大学)とともに基調講演・パネルディスカッション「future=SWEST(&you)+dream;」のパネリストとして「組込みシステムの過去と現在、そして未来」について議論しました。
木谷教員は、テーマについて「『自分が組み込みの分野で変革を起こしてやるんだ』という思いが込められているのではないか」と語り、自分の手で未来を作ることの良さを自身の”Bikeinformatics & Augmented Ambulation“をキーワードとした二輪車のITSに関する組み込み技術の応用研究を紹介しました。また、大学で応用研究をすることの良さは最先端の事情が分かることであるとし、「社会・学生は大学をもっと有効活用し、若手エンジニアに限らず中堅エンジニアも大学に戻り、最新の研究を知ると良い」と話した。
懇親会では、Rubyの生みの親であるまつもとゆきひろさんと組込みシステムにおける研究を牽引なさっている名古屋大学の高田 先生の貴重なお話を伺うこともありました。
充実した疲れも大きいですが、充実した1週間を過ごすことができました。
チーム開発について今回学んだことは、研究室に広めていきたいと思います。